案件単価を上げたいなら、避けて通れないのが「営業」です。制作スキルがあっても、仕事を取る力がなければ収入は安定しません。特にエンド営業(クライアントへの直営業)に踏み出せると、単価も継続率も大きく変わってきます。
この記事では、Web制作の営業を、始めやすいクラウドソーシングから単価の高いエンド営業まで段階的に解説し、単価を上げるための具体的なコツを紹介します。
150名以上が参加するノーコードコミュニティ「ノーコードサロン」には、Studio制作や案件の実務知見が集まっています。本記事では現場の知見と、サロン内で実際に寄せられる相談内容をもとに、つまずきやすいポイントを一次情報で具体的に解説します。一般論ではなく「実際に手が止まる場所」に踏み込んで説明するので、読み終えたあとすぐに手を動かせるはずです。
営業の3つのルート
Web制作の営業ルートは、大きくクラウドソーシング、紹介・リファラル、エンド営業(直営業)の3つに分けられます。それぞれ難易度と単価が異なり、始めやすいものから単価の高いものへと段階的に広げていくのが王道です。まずは各ルートの特徴を理解し、今の自分に合った入り口を選びましょう。次の表で整理します。
| ルート | 特徴 |
|---|---|
| クラウドソーシング | 始めやすいが単価競争になりやすい |
| 紹介・リファラル | 信頼ベースで決まりやすく単価も安定 |
| エンド営業(直営業) | 単価が高く継続につながるが行動量が必要 |
エンド営業で単価を上げるコツ
エンド営業で単価を上げる鍵は、自分を「作る人」ではなく「課題を解決する人」として提案することです。デザインの良し悪しではなく、問い合わせ増加や採用強化といった事業の成果で語り、制作後の保守・運用までセットで提案します。価格の安さではなく、もたらす価値で選ばれる見せ方ができれば、単価は自然と上がっていきます。次のポイントを意識しましょう。
- 「作る人」ではなく「課題を解決する人」として提案する
- 実績・事例で成果(問い合わせ増など)を語る
- 制作後の保守・運用までセットで提案する
- 値段ではなく価値で選ばれる見せ方をする
営業が苦手でも案件を増やす方法
「営業が苦手で新規開拓が続かない」という人は少なくありません。その場合は、新規営業に頼りすぎず、一度受注した相手からのリピートや、満足してくれたクライアントからの紹介を増やす設計に切り替えるのが有効です。丁寧な対応と確実な納品を重ねれば、相手のほうから次の依頼や別の人の紹介が生まれます。苦手な飛び込み営業を無理に続けるより、信頼の連鎖で案件が回る仕組みを作るほうが、結果的に安定します。
営業の前に整えておくべきこと
営業は、始める前の準備で成否の大半が決まります。やみくもに数を当たる前に、選ばれるための土台を整えておきましょう。準備が整っていれば、同じ営業活動でも成約率が大きく変わります。
実績と事例を語れるようにする
営業で最も効くのは、実際の制作事例とその成果です。「このサイトを作ったら問い合わせが増えた」といった具体的な事例を語れるようにしておきましょう。数字や変化を交えて話せると説得力が一気に増します。事例は最強の営業資料なので、案件ごとに記録しておくことが大切です。
ターゲットを絞り込む
誰にでも対応できますという姿勢は、かえって誰にも刺さりません。特定の業種や課題に絞り込むと、その分野の専門家として選ばれやすくなります。「飲食店専門」「士業のサイトが得意」などの切り口を持つと、紹介も生まれやすく、単価も上げやすくなります。
断られても消耗しない営業の心構え
営業には断られがつきものです。一件断られるたびに落ち込んでいては続きません。長く営業を続けるための、現実的な心構えを持っておきましょう。
断られて当たり前と考える
営業は、多くの「ノー」の先に「イエス」があるものです。断られることを前提に、確率の問題として淡々と数をこなしましょう。一件の結果に一喜一憂せず、全体の成約率を見て改善していく姿勢が、メンタルを守りながら成果を出すコツです。
関係構築を長期で考える
今すぐ発注がなくても、丁寧なやり取りを重ねておけば、半年後・一年後に依頼が来ることはよくあります。営業を一回きりの勝負ではなく、長期的な関係づくりと捉えましょう。すぐの成果を求めすぎず、信頼を積み重ねる人が、結果的に安定した受注を得ています。
営業を仕組み化して安定させる
営業は気合や根性だけで続けるものではありません。仕組みとして整えることで、安定して案件が入ってくる状態を作れます。属人的な頑張りに頼らない、再現性のある営業の作り方を考えましょう。
発信で問い合わせを生む
SNSやブログで実績やノウハウを発信し続けると、見た人の方から問い合わせが来る状態を作れます。自分から売り込む営業だけでなく、引き寄せる仕組みを持つと負担が減ります。発信は時間はかかりますが、積み重なるほど効いてくる資産型の営業です。
紹介が生まれる流れを作る
満足したクライアントは、知人に紹介してくれる可能性があります。納品後に丁寧なフォローをしたり、紹介を歓迎する姿勢を伝えたりすると、紹介が生まれやすくなります。紹介は成約率が高く単価も安定するため、意識的に流れを作る価値があります。
案件を記録して資産にする
受けた案件は、事例やノウハウとして記録しておきましょう。次の提案資料や発信のネタになり、営業を重ねるほど武器が増えていきます。一件一件をやりっぱなしにせず資産化することで、営業活動そのものが年々ラクになっていきます。
営業は、準備で勝負が決まり、断られて当たり前という心構えで続け、仕組み化することで安定します。実績を語れるようにし、ターゲットを絞り、発信や紹介で問い合わせが生まれる流れを作る。気合に頼らない再現性のある営業を組み立てることが、単価と収入を長期的に支えてくれます。
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Q1未経験でもエンド営業できますか?
できますが、まずはクラウドソーシングや知人の紹介で実績を作ってからのほうがスムーズです。実際の制作事例があると提案の説得力が格段に増し、成約率も上がります。いきなり直営業に挑むより、小さな実績を積んでから段階的に広げるほうが、結果的に近道になります。
Q2営業が苦手でも案件は取れますか?
取れます。新規の飛び込み営業だけが営業ではありません。一度受注した相手のリピートや、満足してくれたクライアントからの紹介を増やす設計にすれば、苦手な新規開拓に頼らずに案件を回せます。丁寧な仕事を積み重ねることが、結果的に最強の営業になります。
Q3単価はどのくらいから上げていけますか?
最初の数件で実績と自信がついたら、少しずつ上げていって問題ありません。同じ作業内容でも、成果や提供価値を言語化して伝えられるようになると、単価を上げても選ばれます。安売りを続けると消耗するため、実績が増えたタイミングで意識的に見直していきましょう。
まとめ
Web制作の営業は、クラウドソーシング→紹介→エンド営業と段階的に広げるのが王道です。単価を上げる鍵は、価格ではなく「事業の成果につながる提案」をすること。保守までセットで提案し、リピートや紹介で案件が回る仕組みを作れば、営業が苦手でも単価と収入を安定して伸ばせます。
最終更新:2026.06.11
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