入門編 05 / 10 入門 約6分

料金プランの考え方|無料で足りる範囲と、有料が必要になる線

Studioの有料プランがどこから必要になるのかを、判断軸ごとに整理します。制作費とランニングコストの切り分け、クライアントへの説明のしかたまで扱います。

この教材で学べること

  • 無料のまま進めてよい範囲と、有料が必要になる条件
  • 制作費とランニングコストの切り分け方
  • プラン費用を誰が払うのかを、事前に決めておく理由

Studioは無料で使い始められるため、学習と練習の範囲では費用がかかりません。有料プランに切り替える判断は、機能の欲しさではなく「そのサイトを、誰かに見せる目的で公開するかどうか」で決まります。金額と名称は変わることがあるため、ここでは判断軸だけを扱います。

有料が必要になる線

次の表の「有料が必要になる場面」に1つでも当てはまったら、そのサイトは有料プランが前提です。仕事として納品するサイトは、ほぼ確実に該当します。

判断軸無料の範囲有料が必要になる場面
練習用に作る・操作を覚える十分—
独自ドメイン(example.com)で公開する不可仕事として納品するなら必須
Studioのバナー表示を消す不可クライアント案件では基本的に消す
CMSで記事を継続的に増やす制限ありお知らせ・ブログを運用するサイト
フォームの受信数を増やす制限あり問い合わせが日常的に入るサイト
ページ数の多いサイト制限あり下層ページが増える構成

表:無料のまま進めてよいのは「練習」まで。納品物には有料プランが前提になる

制作費とランニングコストは別

ここが見積もりで最も揉める箇所です。プラン費用は制作者ではなく、サイトを持つクライアント側が払い続ける費用です。1回きりの制作費と混ぜて説明すると、後から「聞いていない」と言われます。

制作費とランニングコストの違いを示した図 制作費(1回だけ) サイトを作る対価 納品時に支払われる ランニングコスト(毎月・毎年ずっと) Studioプラン費 毎月 ドメイン代 毎年 保守・更新費(任意) 契約による 見積書では、この2つを必ず分けて書く 「制作費◯◯円(一括)/別途、月額◯◯円のプラン費用がクライアント負担で発生します」
図1:分けて書いていないと、納品後に必ず認識のずれが出る

誰の名義で契約するか

もうひとつ決めておくのが名義です。制作者のアカウントで作ったまま納品すると、関係が切れたときにサイトが止まります。どちらにも一長一短があるので、案件の性質で選んでください。

名義メリットリスク向いている案件
クライアント名義支払いと権利が本人にあり、関係が切れても安全初期設定を説明する手間がある納品して手を離す案件
制作者名義設定がすぐ済み、運用も任せてもらいやすい解約・連絡不能でサイトが止まる保守契約とセットの案件
実務での落とし所:制作中は制作者側で進め、納品時にクライアント名義へ移すのが扱いやすい形です。移管の手順と、誰が支払うかを、契約前に書面で残しておいてください。

次は、実際にサイトが公開されるまでの全体像を見ます。

まずは1ヶ月間参加してみるplay_arrow